なぜ米国株なのか?日本株よりおすすめな理由!!

 

どうも、おときちです!

 

ここまでの記事では、

株式投資がおすすめであることと、

また初心者には米国株が向いていることをお話ししてきました。

 

ではなぜ日本株と比べて

米国株がおすすめなのでしょうか。

 

今回は、米国株のメリットと

日本株との違いについて詳しくお話ししていきたいと思います。

 

米国株がオススメな理由

 

初心者に米国株がオススメな理由は、

成長が非常に安定しているためです。

 

以下のチャートをご覧ください。

何度も登場しているS&P500の値動きです。

 

 

S&P500は、米国の有力企業500社の

株価をベースに設定されるインデックスです。

 

アメリカの有名企業の詰合せパックのようなものです。

 

小さな上下を繰り返しながら、

トータルで見るとゆっくり成長していることがわかります。

 

 

では、日本の代表的なインデックスであるTopixの値動きを見てみましょう。

 

 

もう1つ、Topixと並んで重要な指数である日経225を見てみましょう。

 

 

この3枚を見比べてみて、

どのような印象をお持ちでしょうか。

 

私が投資を始める時、先輩投資家に

これらのチャート(画像2, 3)を見せられ、「どう思う?」と聞かれました。

 

私の感想は、「え、日本の投資家ってこんなに難しい値動きを読んでるんですか?」でした。

 

当時の私は、日本人は基本的な

日本の市場に投資するものだと思っていたのです。

 

これは無理だと思っていた私に、

その先輩は「いやいや、だからみんな米国株に投資するんだよ」とS&P500(画像1)を見せました。

 

そこで何か世界が変わったような感覚がありました。

 

要は、日本の市場はいつ上がって

いつ下がるのか、誰にもわからないのです。

 

昨年末に、「日経平均株価が史上最高値をつけました!!」という

ニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか。

 

逆にいうと、日経平均株価(日経225)が設定された日から、

一度も最高額を更新していなかったということです。

 

一方で、S&P500のチャートをもう一度見てみてください。

 

こちらは、ほとんど常に

史上最高値をつけていることがわかると思います。

 

2000年の価格は1990年の価格より高いですし、

2020年の価格は2010年の価格より必ず高くなっています。

 

ITバブル崩壊(2000年)、リーマンショック(2008年)、

コロナショック(2020年)など、

10年に1度程度経済危機が訪れその度に株価は下がっています。

 

しかし、その後数ヶ月?数年で元の価格に復帰し、

また成長を続けていきます。

 

日本のチャートを見てみると、不動産バブル崩壊、

ITバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などの

タイミングで株価が急降下し、回復しきる前に次の危機が訪れています。

 

そしてじわじわと回復しようやく、

昨年になって1990年代初頭の価格に復帰しました。

 

これまでも読めなかったように、

今後も価格の上下が読めないのが正直なところです。

 

 

米国株について言えば、もちろんS&P500以外にも

数多くのインデックスが存在しており、どれも動きが違います。

以下はNYSE(ニューヨーク証券取引所)の総合インデックスです。

 

先ほどのS&P500のチャートと比較すると上下が大きいのですが、

中長期的に見ると株価は常に上昇し続けています。

 

このように、米国株は中長期的に持っていれば

ほぼ確実に今の価格よりは上がっていると言えるのです。

 

確かに、10年単位で保有し続けた場合は

一時的に下がってしまう時期もあるかもしれません。

 

しかし、20年持ち続ければ、

ほぼ100%上がると思います。

 

現在この記事を読んでくださっている方の多くは、

老後に備えるために投資を始めたいという

モチベーションがあるのではないでしょうか。

 

私もそうでした。

私の場合は積立型の保険に加入しており、

毎月数万円も積み立てていました。

 

しかし思った以上に資産がたまらず、

また好きなタイミングで換金することもできず、

もやもやした気持ちでいっぱいでした。

 

そんな時に、たまたま知り合った先輩投資家の勧めで

投資信託を通じてS&P500に投資を始めました。

 

最初はNISA枠の範囲内で始め、

同時に固定費を見直し、副業を始め投資資金を捻出しました。

 

そうして段々と投資に回せるお金を増やしていきました。

 

今は保険も解約し、余剰資金を投資に回しています。

 

数年経った今でも国内株には

ほとんど投資をしていませんが、

順調に資産を形成できています。

 

「初心者のうちは米国株中心」とお話ししましたが、

一生涯米国株オンリーという投資家もいます。

 

数十年後のことは誰にもわかりませんので、

もしかすると「投資をするなら日本株一択」という時代が来るかもしれません。

 

しかし、2021年現在では、

米国株は最も難易度の低い投資先だと思います。

 

米国株がおすすめなのはわかったけど、

具体的に何から始めればいいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

 

そんなみなさんのために私のケースをお話ししましょう。

 

楽天証券やSBI証券のネット口座を持っている前提で始めます。

 

米国株の始め方を解説

証券口座をお持ちでない方は、

株主になるには」の記事を読んでみてください。

 

前述の通り、私は最初つみたてNISA枠の

年間40万円からスタートしました。

 

40万円を12ヶ月で割ると、月に33,333円です。

 

投資信託を通じ、よくわからずにS&P500に全額投資しました。

 

そして1年ほど勉強を続けながら

価格の上下を見守りました。

 

その結果、1年後には約10%資産が増えました。

そして私は、貯金をするよりも明らかに将来のためになると悟ったのです。

 

その後は資金にも余裕が出始めたので

全米株式インデックスに投資を始めたり、

ETFに投資を始めたり色々と拡大していきました。

 

投資を続けていくうちに世に流れるニュースと

株価の関連性も徐々に見えてきますし、

勉強がより楽しくなります。

 

これは私の感覚なのですが、アメリカのニュースは

日本の株価にも影響がありますが、

日本のニュースはそれほどアメリカの株価には影響がないように思えます。

 

この点も米国株の方が有利な点として考慮できると思います。

 

アメリカ株だけがコケるということが滅多にないからです。

 

私は全世界株式インデックスや

新興国株式インデックスにも投資していますが、

アメリカの株価が動くと、これらも連動して動きます。

 

ということは、アメリカ株の影響を受けない市場はほぼないと言えます。

 

しかし、その他の国の市場には、

その国の事情も価格変動リスクとして現れます。

 

アメリカの出来事にも、その国の出来事にも、

両方に影響を受けるのです。

 

日本の国内株も同様です。

 

アメリカの大統領が変わっても影響を受けますし、

日本の会社で不祥事があっても影響を受けます。

 

これは推測ですが、アメリカ以外の市場の

株価がなかなか安定しないのは、

こういう理由もあるのかもしれません。

 

 

まとめ

私が思う米国株式投資の唯一のデメリットは、

情報が限定的だという点です。

 

アメリカのニュースはもちろん英語ですし、

日本のニュースで流れるのはごく一部ですので、

リアルタイムに正確な情報をキャッチしたければ、

自分で能動的にリサーチを行うしかありません。

 

日本のニュースは何らかの方法で毎日耳に入りますが、

アメリカのニュースは待っていても情報は入ってきません。

 

投資信託やETFだけであればそれほど心配はありませんが、

近い将来は米国の個別株にも手を出したいと思っている方は、

今のうちにアメリカの情報をキャッチする

練習をしておいた方がいいかもしれません。