ビル・ゲイツが語る!近年の気候変動について

 

 

どうも、おときちです!

 

 

マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、

2月にCNBCのインタビューに対し、

気候変動についてかなりの時間をかけて語りました。

 

そのインタビューの中で、

もし人類が気候変動の緩和に成功すれば、

「人類がこれまでにしてきたことの中で最も驚くべきことになるだろう」

とビル・ゲイツ氏は述べています。

 

それには「人類の全面的な努力が必要で、世界大戦のようなものだが、

温室効果ガスに対抗するのは我々自身だ」と

 

ゲイツは日曜日の「60ミニッツ」のエピソードで

アンダーソン・クーパー氏に語りました。

 

ビル・ゲイツとは

 

ゲイツ氏は容赦なく、かつ楽観的です。

非常に難しいと思われる日もあります。

 

人々が簡単だと思ったら、それは間違っている。

もし人々が不可能だと思ったら、それもまた間違っている。

 

「時には自然の力が圧倒的に見えることもあります」と彼は言います。

億万長者で慈善家であるゲイツ氏が気候変動との戦いに圧倒されているとすれば、

 

確かに一般の人にとってはより厳しいのは間違いなありません。

 

しかし、ゲイツ氏によれば、

誰もが協力できること

を忘れないことが重要だという。

 

 

 

 

 

ゲイツ氏は気候に関する著書も発表しています。

 

その中で、

「気候変動のような大きな問題に直面すると、

無力さを感じるのは簡単です」と書いています。

 

「しかし、あなたは無力ではありません。

政治家や慈善家である必要はありません。

市民として、消費者として、従業員や雇用者として 影響力を持つことができます」

 

気候変動と闘うためにできること

 

ゲイツ氏によると、気候変動と闘うためにできることは以下の通りです。

 

政治家になる

 

まず1つ目は政治家になることです。

 

これは、選挙に出て文字通り政治家になるということではありません。

政治的なアクションをとるということです。

 

ゲイツ氏が気候「災害」と呼ぶものを回避するには、

エネルギーの生産と供給の新しいシステムが必要であり、

それには「協調した政治的行動」が必要だと

ゲイツ氏は書いています。

 

「だからこそ、政治的なプロセスに参加することが、

あらゆる人ができる最も重要な一歩なのです」

とゲイツは言います。

 

電話をかけたり、手紙を書いたり、

街頭演説会で発言したりして、議員に

気候変動を気にかけていることを伝えましょう。

 

「古臭く聞こえるかもしれませんが、

選挙で選ばれた役人に手紙を書いたり、

電話をかけたりすることで、実際に影響を与えることができます」

とゲイツ氏は書いています。

 

政治家とのやりとりでも、

情報を得て具体的に行動することが大事です。

 

例えば、

クリーンエネルギーの革新的な研究や炭素税のための資金提供を要求し、

あなたの一票が政治家の行動にかかっていることを政治家に伝えましょう、

とゲイツ氏は言います。

 

 

草の根活動が重要なのは、

特に電気は州全体の公益事業委員会によって規制され、

管理されていることが多いからです。

 

これらの役人とコミュニケーションをとることは、

一般市民が圧力をかけるための重要な手段となります。

 

あるいは、

もし興味があれば、地元の事務所に立候補するのもいいでしょう、

とゲイツは書いています。

 

 

消費の力を活用する

 

2つ目の我々ができることは、消費の力を活用することです。

 

例えば、

スマートサーモスタットのような持続可能な製品を購入して使用することで、

エネルギー消費量や温室効果ガスを排出する燃料源の使用量を調整することができます。

 

また、クリーンエネルギーからエネルギーを購入し、

昔ながらの電球をLEDにアップグレードするようなことを行うことによって、

この活動に参加することができます。

 

電気自動車やヒートポンプ、

植物由来のハンバーガーに高いお金を払うということは、

『このようなものには市場がある。私たちはそれを買うだけです』

とゲイツは書いています。

 

そして、企業はその情報に「私の経験上、非常に迅速に反応します」とゲイツ氏は言います。

 

会社へ要求する

 

続いては、会社にもっと要求することです。

「従業員や株主として、自分の会社に

社会的使命を果たすように働きかけることができます」

とゲイツ氏は書いています。

 

温室効果ガスの削減においては、

大企業の方が小規模企業よりも大きなインパクトを与えることができますが、

小規模企業は地域の組織や商工会議所に集まって、

より測定可能なインパクトを与えることができるとゲイツ氏は述べています。

 

また、大企業は協力して、

さらに大規模なサプライヤーに圧力をかけることができます。

 

木を植えるプログラムのようなものは、簡単な第一歩です。

 

また、企業によっては社内で炭素税を課しているところもある、

とゲイツ氏は書いています。

 

家族や友人への相談

 

最後は、家族や友人に相談する。

 

ゲイツ氏は、友人や家族、同僚に

気候変動緩和の取り組みの重要性について話をするように促しています。

 

しかし、気候変動に関する会話の多くは「二極化」しており、

これは逆効果になる可能性があるとゲイツ氏は言います。

 

 

「私の願いは、家族や友人、リーダーなど、

私たちの生活の中にいる人たちと事実を共有することで、

会話の流れを変えることができるということです」

とゲイツ氏は書いています。

 

私はまた、政治的な隔たりを埋める計画の背後に団結することができることを願っています。

 

 

ゲイツ氏が語り続ける意味

 

 

ゲイツ氏はまた、

世界には気候変動に取り組むテスラのイーロン・マスクのような

起業家がもっと必要だと述べています。

 

「マスク氏がテスラで成し遂げたことは素晴らしいことだと思います。

電気自動車が気候変動を解決する方法の一部で

あることを私たちに示したことは、おそらく最大の貢献だと思います」

とゲイツ氏は語りました。

 

「我々は多くのイーロン・マスクのように

これらの超ハードなカテゴリに取り組んでいる人を必要としている。 」

特に鉄鋼やセメントのような分野のことを示唆しています。

 

さらにマスク氏はツイッターで、

二酸化炭素除去技術の最高賞に1億ドルを寄付すると述べました。

 

ゲイツ氏は、

「マスク氏が二酸化炭素除去技術の賞を行なっているのは驚くべきことだ。

前世紀において二酸化炭素排出量は過去最大に急増し、我々は非常に重要な局面に来ています」

と付け加えています。

 

 

 

また、Amazonの「気候への誓い」に賛同する企業が日に日に増え続けています。

 

この運動は先日も取り扱いましたが、

市場全体のサプライチェーンを巻き込んだ大きなムーブメントになりつつあり、

近い将来Amazonで取り扱われる全ての商品が「炭素ゼロ」で製造され、

「炭素ゼロ」で各家庭にまで届く日が来るかもしれません。

 

その他、テスラやRivian、Nioなど

電気自動車メーカーが力を強めている中で、

自動車メーカーの老舗、ジェネラルモーターズも

電気自動車の開発を開始すると発表しました。

 

こちらについても先日取り扱いました。

 

環境負荷が大きい業界ほど、

環境意識を高めている傾向があり、

もちろん自動車業界も例外ではありません。

 

さらに、バイデン 大統領も

クリーンエネルギーへの転換を支援することを発表しており、

この気候変動問題にうまく順応できない企業が

ふるい落とされていくトレンドに入ることは間違いないと思います。

 

株式市場を見ても、

クリーンエネルギーや、このような環境意識の高い企業に

注目が集まっています。

 

もはや、気候変動への取り組みは、

政治家、生産者、消費者一丸となって取り組んでいくべき人類の課題です。

 

 

まとめ

 

ビル・ゲイツ氏も言うように、我々一人ひとりにもできることがあります。

私は、「投資家としてのアクション」もあると思っています。

環境配慮を実行している企業の株式を買うのも、その企業を応援するには非常に有効でしょう。