どうも、おときちです!
みなさんは「株」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
「なんだか難しそう」、「大失敗すると借金を背負うんでしょ?」などと、
あまりいいイメージをお持ちでない方も多いのではないでしょうか。
こんかいの記事では、
そもそも株とは何なのか、
その中で米国株とは、という話を中心に
みなさんの株に対する漠然とした
恐怖心を解消できるような内容をお話しします。
「株」とはなにか?
株は正式には「株式」といい、
株式会社が発行する証券のことを指します。
その会社の事業を応援したい、
これから伸びそうだと思った出資者は、
その会社の株式を購入することで株式を取得できます。
別の言い方をすると、
その会社の株主になることができるということです。
1株でも株を持っていれば株主です。
「株主総会」と聞くとお金持ちたちが集まる
総会のようなイメージがありますが、
少しでも株式を持っていれば出席することができます。
株式会社は、この株主から集めたお金を使って事業を行います。
いわば、株式を発行して出資者を集めることは、
株式会社の最も大事な資金源と言えます。
なぜかというと、それは株式の性質にあります。
銀行から借りたお金や社債を発行して
集めたお金と株式を発行して集めたお金は全く性質が異なるのです。
一番違うのは、株式の発行により集めたお金には
返済義務がないということです。
言い換えれば、株式を通じて集めた資金は、
借金ではないということです。
投資したお金が返ってこないと聞くと株主側には
メリットがないように思えますが、
株式をたくさん持っていればその会社の根幹を
成すような経営参加ができますし、
利益が出れば配当ももらえます。
また、その企業の価値が上がり、
株式の価格が高騰した際には、
売却して利益を得ることもできます。
このように、株式の価格とその企業の価値には
密接な関係があるため、
基本的にはその会社の損益が株主の損益に直結します。
大昔は、株式を買うと実際に紙に
印刷された証券がもらえましたが、
現在は電子取引が行われているため、
スマホが1台あれば株式投資が始められます。
もちろん、一般に公開されていない株を購入することはできません。
よく「上場」という言葉を聞くと思いますが、
投資家から資金を集めるには、
自社の株式が証券取引所で公開されている必要があります。
証券取引所に公開する = 上場と
覚えておいていただいていいと思います。
基本的には、各国がその国の株式を
取り扱う証券取引所を持っており、
もちろん日本にもいくつかあります。
最も有名なものは東京証券所かと思いますが、
日本の証券取引所は主に「日本取引所グループ」によって運営されています。
ちなみにこの会社も株式会社で、
東証1部に上場しています。
東証1部、東証2部などという呼び方は、
株式市場の名前です。
その他の市場としては、
新しい会社向けのマザーズやJASDAQもあります。
現在、日本国内の証券取引所に
上場している企業は約4000社あります。
それでは、海外の市場は
どのようなものがあるのか見ていきましょう。
海外の株式市場とは?
世界で一番時価総額が
大きい市場はどこの国にあるかご存知でしょうか。
予想通りかもしれませんが、アメリカです。
世界の市場のTOP1, 2はアメリカで、
1位がニューヨーク証券取引所(NYSE)、
2位がNASDAQです。
3位ロンドン証券取引所グループ、
そして4位が日本取引所グループです。
日本もなかなか健闘していますね。
しかし、アメリカの独走っぷりは凄まじいものがあり、
なんと時価総額ランキングTop10のうち7社がアメリカです。
アメリカ経済が傾けば世界経済が
傾くと言われていますが、
その理由はここにあります。
アメリカの市場に上場している株式は、
世界にとって非常に重要な役割をになっています。
では、我々日本人が日本にいながらにして
アメリカの株式を買うことはできるのでしょうか。
答えはYesです。簡単に買うことができます。
日本のネット証券会社(楽天証券やSBI証券など)で
講座を開設すれば、開設した当日から
米国株式を買うことができます。
NYSEやNASDAQに上場している会社の株式は
基本的に全て買うことができます。
日本の証券取引所は審査が非常に緩いため、
優良銘柄の見極めが難しいのですが、
一方でアメリカの株式市場は上場条件は世界一厳しいことで有名です。
世界の名だたる有名企業が名を連ねています。
NYSEとNASDAQに上場している企業は
どのような違いがあるのでしょうか。
一言で言ってしまうと、新しくて勢いのある会社はNASDAQ、
誰もが認める有名企業がNYSEと見分けることができます。
例えばディズニー、Visa、ナイキ、コカ・コーラ、マクドナルドなど
超有名企業はNYSEに上場しています。
一方でアマゾン、グーグル、アップル、
マイクロソフト、フェイスブックなど、
近年になって上昇してきた有名企業はNASDAQに上場しています。
その違いを理解して時価総額ランキングを眺めてみると
新たな発見があって面白いですよ。
今回はとにかく、安定した企業を探したい方はNYSE、
勢いがあってこれから延びそうな会社は
NASDAQとだけ覚えておいていただければ結構です。
株価の大体の動きをみるための指標として、
「指数」という数字があります。
「インデックス」と呼ばれることも多いです。
夕方のニュースの最後に、「今日の日経平均株価は?」
とアナウンスしているのを聞いたことがある方も多いかと思います。
これは、「日経225」という指数のことを指しており、
225と付いているだけあって、
東京証券取引所第一部に上場している銘柄のうち、
225銘柄の平均値を取ったものです。
その225銘柄に含まれている企業は入れ替わることもありますが、
ネットで調べれば一覧も見ることができます。
食品、電子機器、水産、自動車、石油など、
非常に幅広いジャンルから選ばれています。
もう1つ国内株式のインデックスで有名なのは、
東証株価指数(TOPIX)です。
TOPIXの方は東証一部上場企業の全銘柄が対象になっています。
これら2つのチャートを比較してもらえればわかるのですが、
似た動きをしながらも微妙に違っていることがわかります。
どちらにも含まれている値動きの激しい銘柄が動いた時に、
225社しか入っていない日経225は影響を受けやすいですが、
全銘柄の平均であるTOPIXはそれほど影響を受けません。
米国株式のインデックスについて
NYSEとNASDAQそれぞれに総合指数もありますし、
もっと絞り込んだ指数も存在します。
代表的なものはなんといってもS&P500です。
S&P500は米国の有力企業500社の平均値を
とったインデックスで、これが動けば
世界のインデックスが動くと言われています。
世界経済を測ることのできる指数といっても
過言ではありません。
なぜそれほど信頼されているのでしょうか。
その理由は、その審査の厳しさにあります。
先ほど、アメリカの市場に上場するには
大変厳しい審査をクリアする必要があると言いましたが、
その中でもさらに厳しい条件で絞られたのがこのS&P500です。
一回ここに選ばれたとしても残るのはなかなか大変で、
この500社に選ばれていることが
「優良企業である証」とも言えるためです。
まとめ
今回は株式投資の基本と、
米国株式の基礎についてお話ししてきました。
次回以降は、銘柄の選び方などより
具体的な株式投資について触れていきたいと思います。
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