どうも、おときちです!
これまでの記事で、散々ETFへの投資がおすすめであると
お話ししてきましたが、
今回は具体的な銘柄について見ていきましょう。
人気の米国ETF3選について、様々な角度から比較していきましょう。
人気の米国ETFとは?
どれが特におすすめということはなく、
それぞれ違った特徴がありますので、
この記事を参考にどの銘柄が自分に合っていそうか検討してみてください。
まず、以前にもお話ししました、
ETFの基礎についておさらいしておきましょう。
ETFとは、「上場投資信託」のことです。
つまり、株式市場から直接購入することのできる
投資信託だとご理解いただければ大丈夫です。
投資信託はいわば企業の詰合せパックのようなもので、
1つ買うと複数の企業に投資することができるのが特徴です。
例えば、最も有名なS&P500インデックスに連動する投資信託を買えば、
米国の超有名企業500社の株を同時に購入したのと同じ状態になります。
自分で個別銘柄を500社分買い揃えるのは金銭的にも
精神的にも負担が大きいですが、
投資信託であればたった1口購入するだけでよいのです。
投資先が分散されるということはそれだけリスクも下がります。
投資信託で短期的に大勝ちすることは難しいですが、
中長期的に見れば高い確率で成長しますし、
大負けする確率も限りなく0に近いため、初心者に1番オススメの投資方法です。
通常の投資信託であれば、我々投資家は証券会社や銀行など、
販売会社を通じて購入を申し込みます。
そしてその販売会社が、「ファンド」と
呼ばれる運用会社にお金を渡します。
ファンドは預かったお金を投資先企業に投資し、
出た利益をまた販売会社を通じて投資家に還元します。
このように、投資家と投資先企業の間には
販売会社とファンドの2つが挟まっています。
一方で、ETFは市場に上場しているため、
通常の個別株の売買のように証券口座を通じて直接やり取りすることができます。
これによりどのような違いが生じるかというと、
「値段が決まるタイミング」ということになります。
一般的な投資信託では、買いや売りの
注文をしてもその日には値段は決まりません。
その日の価格をベースに、次の日に値段が最終決定します。
ETFの場合は市場に上場しているため、
投資家は販売会社である証券会社を通して直接購入します。
普通の株と同じように購入できる投資信託といった感じです。
ETFの場合は株と同じようにその場で値動きが見えるので、
その瞬間に値段が決まります。
それ以外にも、購入時手数料や信託報酬などに細かい違いがあり、
大体の場合はETFの方が安いです。
投資信託やETFには株価に連動するものだけでなく、
金、銀、原油、農産物など、様々な物の価格に連動する商品があります。
株価に連動する物の中にも、AI業界で絞られたもの、
ドローン関連企業で絞られたもの、
新興企業で括られたものなど多種多様な商品が存在しますので、
証券会社のサイトで検索しているだけでもなかなか面白いです。
ETFの銘柄は無限に存在しますので、
何時間見ていても飽きないです。
また、ずっと証券会社のサイトを見続けていると、
日常生活で目にするニュースと株価の関連性もわかってきますので、
ニュースを見ていて「あ、このETFの価格が上がりそうだな」などと予想ができるようになってきます。
ニュースを見るのも楽しくなります。
さて、今回紹介する3銘柄は、
米国ETF業界の超筆頭、SPY、VTI、QQQです。
まだ株式投資を始められていない方にとっては
何やら呪文のように感じられるかもしれません。
SPY、VTI、QQQとは?
この記号はティッカーシンボルといいます。
これらは、ある株式市場で公開されている特定の株式を、
一意に識別するために使用される略語のようなものです。
文字や数字、またはその両方組み合わせで構成されています。
例えばAppleはAPPL、MicrosoftはMSFT、AmazonはAMZNなどといったように、
ある程度推測がつくようなネーミングになっているものもあれば、
Citigroup(C)、Harley Davidson(HOG)、AT&T(T)などと少しわかりにくいものもあります。
今回紹介するETFの3銘柄は、それぞれ以下の通りです。
・SPY → SPDR S&P 500 ETF Trust
・VTI → Vanguard Total Stock Market ETF
・QQQ → Invesco QQQ Trust Series 1
これでも良くわかりませんが、
特にこの名前を覚える必要はありません。
これらはあるインデックスの動きに連動して
動くように設定されているETFです。
SPYはS&P500、VTIはトータル・マーケット・インデックス(S&P500を含む米国株3600銘柄)、
QQQはNASDAQ100インデックス(NASDAQの上位100銘柄)に連動しています。
ETFの説明に入る前に、これらの指数を簡単に説明していきます。
まず、これまでも何度か登場している
S&P500についてです。
S&P500という指数は、米国株式投資を行なっている人なら
必ずと言っていいほど知っている、超定番の指数です。
S&P500にはAppleやAmazon、Microsoftなど
米国の超優良企業約500社が含まれています。
まさに世界をリードする企業が名を連ねています。
この500社に選ばれる条件は大変厳しく、
また頻繁に見直しも行われているため、入れ替わりも激しいです。
そのため、世界で最も安全なインデックスであるとも言われています。
言い換えると、この500社が暴落するようなことがあれば
その他の企業も全滅するので、他に逃げ道はないということです。
まずはそれだけ定番のインデックスであると覚えておいてください。
続いて、トータル・マーケット・インデックスについてお話ししていきます。
これは米国株式市場に上場している
3600銘柄の株価に連動するインデックスです。
S&P500に含まれている会社ももちろん含まれますが、
それ以外に3000社が追加されているイメージです。
そのため、ある程度中小規模の企業も含まれます。
S&P500の企業も含まれていますし、
まだまだこれから成長が見込める企業も含まれているので、
バランス型のインデックスだと言えます。
最後にNASDAQ100について説明します。
これは文字通り、NASDAQに上場している
代表的な銘柄100社のインデックスです。
もちろんこちらもS&P500と重複する会社も多く含まれています。
ですが、S&P500にはNYSEに上場している企業も含まれます。
まとめ
以前の記事でおはなししましたが、
NYSEには老舗企業、NASDAQには先進的な企業が多く上場しています。
そのため、NASDAQの代表的な100社というと、
ITや先進テクノロジーに関連する企業の割合が多くなります。
つまり、IT業界や、NASDAQ100は
流行り物の動向を知ることができるインデックスです。
3つの中では最も成長性の高いインデックスと言えると思います。
先ほど紹介したSPY、VTI、QQQというETFは、
これらのインデックスの動きに似た動きをするように設定された商品のことを指します。
そのため、厳密に言うと動きが微妙に違ったりもするのですが、
ほとんど狂いはないと思っていただいて大丈夫です。
似せているインデックスが違うので、
それぞれ違った特徴があります。
次回の記事でこれら3銘柄の違いについて細かく見ていきましょう。
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